ある日の出来事2

 

私は一人暮らしを始めて半年間、郵便局に転居届を出していなかった。

実は知らなかったのだ。提出しなければならないと分かったのは、

届くはずの郵便物が届かなかったためである。

 

その頃は、前の住人の郵便物も一緒に届いていた。勝手に開けてはまずいが、

明らかに何が入っていたかわかった。

 

前の住人は、どうやら中国人の女性であり税金の滞納をしていたようだ。その督促の

郵便物なのだが、私はすべて本人不在で送り返した。

 

すると、弁護士から滞納の件で郵便物が届くようになった。

1回だけ、日曜日に弁護士らしい人が数人、直接訪ねてきた。

区役所に電話して、今の住人が私だけである証明書にサインをした。

どうやら、区役所の人もその人がどこへ行ったのか把握していなかったらしい。

 

今いる部屋はどうやら出入りが多かったようだ。

何か大変なことがあるのかと思ったが今まで住んでいて特別変わったこともない。

 

あえてあげるならば、

覚えのない保険の勧誘など郵便物が私の名前で届くようになったことがあった。

多い時で110通くらいあったが、全部受け取り拒否で送り返した。

中には、1件宅配便で届くのもあったが、これも同様に拒否した。

どこかで住所氏名が漏れているのか心配になったが、1週間くらいで止まった。

 

ある日持ち株の議決権行使書が郵送で届くはずだが、株主総会1週間前でも届かないので、

信託銀行に電話したところ、宛所不明で戻ったようだ。私は信託銀行の人に転居届を出すことを教えられたのだった。

 

転居届を出してから、私以外の郵便物も覚えのないものも届いてはいない。

 

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